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3代目XV B型基本情報

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2017年5月 GT3/GT7 XVのフルモデルチェンジ


※世代とアプライドの表記について
・本稿ではインプレッサXVを初代として、新型を3代目と表記する
・新車販売開始時点の注文生産はB型スタートとなるため、本稿では初回アプライドをB型と表記する


1.6iアイサイト、1.6i-Lアイサイト、2.0i-Lアイサイト、2.0i-Sアイサイトの4グレード
駆動方式はAWD(アクティブトルクスプリットAWD)、トランスミッションはCVT(リニアトロニック)。

エンジンは1.6L NA(115ps/6200rpm、15.1kgf・m/3600rpm)と2.0L直噴NA(154ps/6000rpm、20.0kgf・m/4000rpm)の2種類。


車体色

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大きさ・重量

2.0i-Lアイサイト
4465×1800×1550mm 最低地上高200mm
重量1420kg


価格、モード燃費
1.6iアイサイト 214万 16.2km/L
1.6i-Lアイサイト 224万 16.2km/L
2.0i-Lアイサイト 248万 16.4km/L
2.0i-Sアイサイト 268万 16.0km/L


主な全グレード標準装備
・フロント16インチ、リア16インチベンチレーテッドディスクブレーキ
・フロント&リアスタビライザー
・アイサイト3
・アクティブトルクベクタリング
・歩行者用エアバッグ
・ウェルカムライティング
・電動格納式リモコンドアミラー
・オートライト、オートワイパー
・フルオートエアコン
・UVカット機能付きフロントドアガラス
・サイドグラッディング
・フロア下アンダーカバー


1.6iアイサイトの装備
・17インチアルミホイール
・225/60R17タイヤ
・ハロゲンヘッドランプ(LEDヘッドランプはMOP)
・インフォメーションメーター
・4スピーカー
・メーターバイザーリング:ハイグロスブラック
・インパネ加飾パネル:カーボン調
・メッキインナードアハンドル:カーボン調加飾パネル付き
・パワーウィンドウスイッチ:ハイグロスブラック加飾
・ベンチレーショングリルシルバー加飾:センターのみ
・シート材質:トリコット/トリコット
・フロントグリル:シルバー塗装


1.6iアイサイト→1.6i-Lアイサイトで追加・変更される装備
・X-MODE
・マルチファンクションディスプレイ
・パドルシフト
・USB電源
・UVカット機能付き濃色ガラス(1.6iではMOP)
・リアシートセンターアームレスト
・アドバンスドセイフティパッケージ(ASP)がMOPで選択可


1.6i-Lアイサイト→2.0i-Lアイサイトで追加・変更される装備
・2モードSIドライブ
・キーレスアクセス&プッシュスタート(1.6i-LではMOP)
・6スピーカー
・左右独立温度調節機能付きフルオートエアコン
・本革巻きステアリングホイール・セレクトレバー、シフトブーツ、オレンジステッチ、ピアノブラック加飾
・フロント遮音ガラス
・メーターバイザーリング:シルバー
・インパネ加飾パネル:ダークシルバー金属調
・メッキインナードアハンドル:ダークシルバーカーボン調+カーボン調加飾パネル
・パワーウィンドウスイッチ:メッキ加飾
・ドアミラースイッチ:シルバー塗装
・ベンチレーショングリルシルバー加飾:センター+サイド
・ドアアームレスト:ソフトパッドトリム、オレンジステッチ
・フロアコンソールリッド:ソフトパッドトリム、オレンジステッチ
・インパネアッパートリム:オレンジステッチ
・カップホルダー:シルバーリング付き
・シート材質:2.0i-L専用トリコット/トリコット+オレンジステッチ
・フロントグリル:クロムメッキ


2.0i-Lアイサイト→2.0i-Sアイサイトで追加・変更される装備
・18インチアルミホイール
・225/55R18タイヤ
・LEDハイ&ロービーム+ステアリング連動
・クリアビューパック(他のグレードではMOP)
・運転席&助手席8wayパワーシート
・アルミパッド付きスポーツペダル
・シート材質:2.0i-S専用トリコット/トリコット+合成皮革、オレンジステッチ
・光輝ウィンドウモール


先代XVと比較したアイサイト3の小変更点
・追従走行のセット車速が30km/hから可能
・追従走行時の加速モードが4段階から選択可
・追従走行時の先行車との距離が4段階から選択可
・アクティブレーンキープが作動する自車速度下限が60km/hに変更
・アイサイトの状況がMFDに表示(1.6iアイサイトを除く)


アドバンスドセイフティパッケージの内容
・リアビークルディテクション(後側方車両に関する警告)
・ハイビームアシスト


<総評>
先にフルモデルチェンジした5代目インプレッサスポーツ(AWD)がベースの3代目XV。インプレッサから独立したスバルXVとしては2代目になる。
先代XVと比べた大きな変更点として、(1)パワートレインに1.6Lモデルの追加 (2)悪路走破機能X-MODEの装備 (3)アクティブトルクベクタリングが全グレードで標準装備 の3点が挙げられる。他にも、電動パーキングブレーキの採用、歩行者用エアバッグの採用、MOPでLEDヘッドランプが採用されるなど、走行性能や実用装備において先代から大きく充実が図られている。アイサイトは先代同様のver3であるが、車線中央維持機能の追加、先行車との距離や加速における機能が一部進化している。


1.6iアイサイトはマルチファンクションディスプレイ(MFD)、X-MODE、マニュアルモードが省かれたグレードであるが、基本的な内外装の作りは上級グレードの1.6i-Lアイサイトと同じで、スバル車らしく走行性能・安全性能に関わる装備は2L車と比べても遜色はない。実用装備においては、キーレス&プッシュスタート、本革シート、ASPがMOPでも選択できない点に注意。

グレードによる内装の違いは1.6Lと2Lの違いが主であり、2Lはインプレッサ同様にソフト素材とステッチ(XVはオレンジステッチ)、金属調加飾が加わり、セレクトレバー周囲がシフトブーツ+ピアノブラック加飾になる。2.0i-Lと2.0i-Sはシート素材とアルミパッド付きペダルだけが異なる。外装の違いはわずかであり、1.6Lと2Lはフロントグリルの色調とドアミラーウィンカーの有無が異なり、2.0i-Sのみ18インチアルミが採用され、他のグレードは全て同一デザインの17インチアルミとなる。


・1.6Lか2Lか
インプレッサと異なり、1.6Lにもリアスタビライザー、フロア下アンダーカバー、フロントブレーキ16インチ、アクティブトルクベクタリングという走行メカニズムに関する上級装備が採用されているため、走行に関わる装備で1.6Lと2Lで異なるのはSIドライブだけとなり、ほぼ遜色がないと言える。逆に言えば全グレードAWDで上級装備も標準で付くため、1.6Lにとっては充実装備となる反面、インプレッサと比較すると廉価グレードとしての価格面における優位性は少なくなる。1.6Lのモード燃費はインプレッサよりも悪く、XV 2Lと比較しても変わらない。理由としては元々2Lは直噴化してあることに加えて、インプレッサ1.6L比で車体重量増と幅広タイヤを装備している影響と思われるが、そのため燃費でも1.6Lの優位性はなくなる。外観の違いもわずかであるため、価格面でわずかに抑えられる以外に1.6Lの優位性を感じにくく、基本的には2Lの選択となり、約20万差の価格差を優先する場合に1.6Lの選択になる。


・2.0i-Lか2.0i-Sか
走行性能における違いはない。2.0i-LアイサイトにMOPでLEDヘッドランプ、クリアビューパックを付けると257万になり、2.0i-Sアイサイトの標準仕様(268万)と11万差になる。その価格差に2.0i-Sの18インチアルミホイール&225/55R18タイヤ、パワーシート、シートの専用素材、アルミパッド付きペダル、光輝ウィンドウモールが含まれる。主に18インチアルミとパワーシートが欲しければ11万高で2.0i-Sを選ぶ。アルミパッド付きペダルはDOPで純正品の扱いがなく後付けができないため、それが欲しければ必然的に2.0i-Sになる。


1.6i-Lと2.0i-Lの価格を揃えて比較すると、1.6i-LにMOPでLEDヘッドランプ・本革シート・本革巻きステアリング・クリアビューパック・キーレス&プッシュスタートを付けて256万。2.0i-LにMOPでLEDヘッドランプ・クリアビューパックを付けて257万。
同価格での装備の優位点は、1.6Lは本革シート・パワーシート、2.0LはSIドライブ・6スピーカー・フロント遮音ガラス・左右独立式エアコン・内装の上級仕様。従って同じ値段で本革+パワーシート優先なら1.6Lを、エンジン出力・実用装備・内装質感を優先するなら2Lを選ぶ。


(サイト内リンク)
XV / XV HYBRID E型基本情報

インプレッサスポーツ 5代目 A型基本情報

3代目XV(B型) グレード間の内装・外装の違いについて

アイサイト3:車種で異なる機能について

X(エックス)モード


by warsy | 2017-05-27 09:15 | XV
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