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WRX STI D型:C型からの変更点について

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2017年6月 VAB WRX STIのマイナーチェンジ

C型からの変更点を確認する


(走行メカニズム)
・マルチモードDCCDの完全電子制御化
・brembo製18インチブレーキ採用


(外装)
・フロントバンパーとフロントグリルのデザイン変更
・TypeSで245/35R19タイヤ&19インチアルミホイール(ダークガンメタリック塗装)の新規採用
・イエロー塗装ブレーキキャリパー
・TypeSで大型リヤスポイラーが標準からMOPへ変更
・フロントフォグランプの廃止
・C型までオールウェザーパックに含まれていたスーパーUVカットフロントドアガラス+撥水加工フロントドアガラスがTypeSで標準化


(内装)
・TypeSで運転席パワーシートが標準装備
・TypeSでRECAROシートがMOPで選択可
・本革シートはTypeSでのみ選択可
・レッドカラーシートベルト
・インパネ加飾パネルがハイグロスブラックに変更
・エアコンダイヤルのデザイン変更
・DOPとして8インチナビ採用


(実用装備)
・フロントワイパーデアイサー+フロントシートヒーターがコールドウェザーパックとしてTypeSで標準装備
・LEDハイ&ロービーム、ステアリング連動機能付き
・アドバンスドセイフティパッケージ(ASP)にフロントビューモニターが追加装備


<総評>
ベースのSTIとビルシュタイン装着のTypeSという2グレード展開は変わらず、エンジン出力や燃費も変更はない。両グレード共通の変更としては、外観面でフロントバンパー・フロントグリルのデザイン変更、ブレーキ径の大型化とイエロー塗装キャリパー、LEDハイビーム、ASPの機能追加、内装デザインと加飾の変更が挙げられる。
それ以外の主要な変更点は主にTypeSでなされており、大径タイヤ&19インチアルミの採用、運転席パワーシートの標準装備化、RECAROシートのMOP採用が大きな内容。またこれまでTypeSの象徴的な装備であった大型リヤスポイラーはMOPに変更された。一方ベースグレードのSTIでは本革シートが選択できず、運転席パワーシートがMOPでも選択できないなど、TypeSに比べると選択の幅は逆に狭まった。

【主観コメント】
フロントデザインは一見して精悍な印象になり、確実に進化したと言える。一方で前期モデルからぼてっとした印象を持たれた要因の1つであるリヤビュー(特にライト周囲)は変わらず、リヤからの眺めはスポーツセダンとしては今一歩である。率直なところ、先代インプレッサG4と区別することはオーナー以外には難しいかもしれない。WRXもレヴォーグも、フロントビューとリヤビューの落差が大きく、スバル共通の課題である。大型リヤスポイラーがMOP化されたのは歓迎すべき点である。好みは別にしても、いささか子供っぽい印象を持たれかねない装備が標準のままでは、それが理由で選択できない向きもあるだろう。
MTは特に変更はないと思われるが従来通りのショートストロークシフト、クラッチはやや重い。日常生活シーンでも運転する前提であれば、試乗で慎重に確かめる必要がある。


by warsy | 2017-06-24 09:56 | WRX
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